真理探究者たち ある日本人の対話と省察
- 著 :竹内楠三(著)/岩下眞好(監訳)/片山杜秀(解説)
- 所 属:名誉教授(監訳者) 法学部(解説者)
- 出版社:慶應義塾大学出版会
- 初版年月日:2024/10/10
- 形 状:四六判/上製/184頁
- ISBN:978-4-7664-2687-8
- 定 価:5,400円+税
丘の上には、「真理に到達した者」が住んでいる――
明治期の催眠術ブームの仕掛け人にして超常現象の研究家、長く私塾を営み成田中学校校長も務めた教育家、ユニテリアン思想に傾倒した宗教家――。いくつもの顔を有した稀代の啓蒙家・竹内楠三(1867-1921)がドイツ語で著しドイツで出版された幻の思想小説。「真理に到達した者」=森田老人を信奉する人々の対話や省察を通じて、彼の思想がいま鮮やかに蘇る。
・知られざる啓蒙家・竹内楠三がドイツで出版した幻の思想小説の邦訳。
・宗教や日本主義、催眠術等を遍歴した果てにたどりついた「真理への道」とは。
・政治思想史研究者 片山杜秀による解説を収録。