蒋介石の戦時外交と戦後構想――1941-1971年
- 著 :段 瑞聡
- 所 属:商学部
- 出版社:慶應義塾大学出版会
- 初版年月日:2021/3/30
- 形 状:A5判・496ページ
- ISBN:978-4-7664-2730-1
- 定 価: 7,480円(税込)
1941年から1971年にかけての蔣介石の戦時外交戦略、戦後構想および戦後対日、対米、対中共政策を中心に検討する。20世紀中国史において蔣介石をどのように位置づけすればよいか。蔣介石にとって、日中戦争とは何であったか。蔣介石は戦後日中関係、とりわけ対日戦後処理をどのように考えていたか。1949年以降、蔣介石は政権の正統性を確立するためにどのような政策を打ち出したか。これらの問題を検討することは、日中戦争と太平洋戦争に対する理解を深めることができるばかりでなく、今日の日中関係と中台関係を理解するためにも有益であると思われる。
本書は2021年11月に公益財団法人孫中山記念会より第2回林同春・孫文記念館学術賞を受賞。