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科学技術をめぐるELSI(倫理的・法的・社会的課題)に関する重要な論点を網羅。初学者に向けてわかりやすく解説する。 【目次】 はじめに Part 1 理論編 第1章 科学者の社会的責任第2章 人工物の政治性第 […]
本書は、人の言葉の意味の解釈に関する理論「フレーム意味論」の立場から、動詞と関わる意味論的諸問題に多面的に取り組む日本で初めての書物である。言語表現が喚起する背景知識の総体である「フレーム」の概念を用いて、11 名の気鋭 […]
認知言語学では、人が持つ言葉の知識の単位を、「形式」とそれの持つ「意味」が対になった「構文」(construction)と呼んでいる。ソシュール以来の記号の捉え方を基にした単位である。そして、人の持つ言葉の知識の全体像を […]
本書は、1480~90年代にローマで制作されたブファリーニ礼拝堂壁画(サンタ・マリア・イン・アラチェリ聖堂)とカラファ礼拝堂壁画(サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ聖堂)について、新しい見解をちりばめた野心的な一冊となっ […]
デリダ『死刑Ⅰ』の刊行を承け、死刑存廃論について再考する論集。日吉で開催された同名のシンポジウム(2017年10月)の登壇者が、イベントでの発表を出発点として、さまざまな角度から議論を展開している。
ジャック・デリダの死刑論講義。「残酷さ」、「血」、「例外」、「恩赦」、「主権」、 「人道」、「尊厳」、「生き延び」、「利害」といった根本概念を再検討に付しながら、 死刑存廃論の全体が脱構築される。
英語を学びなおす第一歩!(The First Step for Re-Learning English!) 「かつて英語を学んだけれど、すっかり忘れてしまった」「何から勉強しなおしたらいいの?」という久しぶりの英語に自信 […]
政治思想において周縁的なものと見なされてきた「内戦」という概念は、じつは政治にとって構成的なパラダイムである――この主張を、古代ギリシアと17世紀イギリスを例に取って大胆に説明した著作。
論文や、訳書に寄せた解題、書評、発表、コメント、スピーチなどを集成した、 アガンベンの思想を理解するための入門書。同時に、アガンベンの思考を借りて現代の文化や政治を考える哲学レッスンの書。
極東証券寄附講座「生命の教養学」2014年度の記録。生命にとって根本的な現象である「性」に、多分野からアプローチする。セックス/セクシュアリティ/ジェンダーの個々の現れ、またそれらの絡みあいを丁寧に検討する。
重要論文「ニンファ」をはじめ、イメージ論、絵画論20篇を編訳者が独自に集成。イメージを問い求めるなかで、折に触れて書き継がれてきた論考群からアガンベンの唱える美学・政治・倫理が浮き彫りになる。
「生命」の意味を限りなく広く捉えていく「生命の教養学」。今回の各論は、神経科学とリハビリテーション、棘皮動物の発生、昆虫の変態と擬態、流域を軸とした生態学・環境保全、ルネサンスと古典文学、の哲学、国学の死生観、アメリカ合 […]
簡単な単語を使った短い文で、すぐに伝わる600フレーズを場面や用途別に提示。 第1部は、あいさつ、自己紹介、食事や買い物など、よく出会う場面のフレーズ。 第2部は、自分の言いたいことや気持ちを伝えるための基本フレーズを収 […]
「ホモ・サケル」シリーズで権力作用の系譜をたどると同時に、現代の国家的暴力にも抗するアガンベン。長大な視野のもと、政治のみならず言語・倫理・芸術など無数の領域を横断するイタリア現代思想の核心に迫る決定版入門書。
日常的に使用頻度の高い動詞を取り上げ、それらの用法を整理。 どのような前置詞や目的語を取るかを図式化しつつ、実際にその動詞を使えるように具体的な例文を挙げ、その用法を詳しく解説。 和文仏訳の練習問題、および関連のコラムも […]
2012年のルソー生誕300年を記念してスイスとフランスで刊行された、フランス語オリジナル版新全集の第11巻。 研究史上初の試みとして、全434ページを使って植物学関連著作のほぼすべてを活字化し、詳細な解説を付した。 未 […]
インターネット時代におけるロングテールビジネスの先駆けとされるアマゾン。本書では、そこで公開されている書籍ランキングの変動に注目。古くから知られていた「move-to-front規則」の考え方を、時々刻々と変化する巨大な […]
本書は、慶應義塾大学教員・(元)学生有志と三田商店街が共同で運営する新しい学びの場でありまちづくりの拠点である「三田の家」に関する本である。 2006年9月のオープン以来、通常のキャンパス内そして大学と地域との関係では起 […]
写真についての哲学的考察です。哲学研究者にも学生や一般の方にも読んでもらえるものを書いたつもりです。前半は、写真論の古典であるロラン・バルト著『明るい部屋』の読解です。バルトの写真論を支える思想について解説します。後半 […]
米社会と日本を比較するとき、音声となったことばの重みの違いにきづくことがある。私たち日本人はことばにならないことば、すなわち音に変換されないことばを大切にし、そこに話者の思いと聞き手の思い遣りを重ね合わせる文化で育ってき […]
私は第5章の「生成文法と言語獲得研究」を担当しました。理論言語学と発達心理学の分野横断的なアプローチをとる言語研究のイメージを、少しでも具体的に提示することを目標として執筆しました。 ノーム・チョムスキーによって提案 […]
本書は、ロシア語の時制用法の中で、現在形の用法を扱っている。現在形は、現在時を表すと同時に、無時間性や普遍性などの性質を有する興味深い時制である。ここでは「歴史的現在」をはじめ、小説の中での現在形の用法を扱っている。ロシ […]