個人の筋量を考慮した下肢の筋における硬度計測値の標準化
研究表題 | 個人の筋量を考慮した下肢の筋における硬度計測値の標準化 | ||
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発表年 | 2012 | ||
系統(大分類) | 総合系 | ||
分野(中分類) | 複合領域 | ||
分科(小分類) | 健康・スポーツ科学 | ||
発表者 | 発表者名 | 村山光義
ムラヤマ ミツヨシ
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所属 | 体育研究所 | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | 桑田 和佳・内山 孝徳(理工)、米田 継武(順天堂大学)
クワタ カズヨシ、ウチヤマ タカノリ、 ヨネダ ツグタケ
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概要 | 筋硬度の標準的な値を定めるには個人の筋量を考慮する必要がある.この点について我々は上腕二頭筋を用いて検証を行い、個人の筋量を考慮すると、男女差がなくなることを示し、個人の筋厚の15%までの情報で筋硬度を計算することが妥当であることを報告した(Murayama et al.,2008).本研究はこの理論に基づき、他の部位の筋においても同様の検証を行うことを目的とした.大腿四頭筋,下腿三頭筋を対象筋として,288名の学生を実験協力者として筋硬度計測,超音波画像診断装置による皮下組織と筋厚計測および周径囲計測等の形態計測を実施した.その結果、筋厚の5%?25%から計算された筋硬度は、同じ%であれば男女間に有意な差は認められず、性別に関係なく筋硬度が比較できることが示された.しかし、筋の浅部と深部それぞれに筋硬度計算に不利な点があり、中間的な範囲の筋厚10%~15%から筋硬度を計算することが妥当と考えられた.これにより大腿四頭筋、,下腿三頭筋の筋硬度の標準値はそれぞれ52.1±18.5(kPa),121.0±35.8(kPa)となった.本研究は2012年に第17回ヨーロッパスポーツ科学会議にて報告した。 | ||
ポスター |
筋の硬さ、押し込み筋硬度計、標準値、個人差