量子雑音に埋もれた微小信号の検出と応用
研究表題 | 量子雑音に埋もれた微小信号の検出と応用 | ||
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発表年 | 2012 | ||
系統(大分類) | 理工系 | ||
分野(中分類) | 総合理工 | ||
分科(小分類) | 応用物理学 | ||
発表者 | 発表者名 | 三井隆久
ミツイ タカヒサ
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所属 | 自然科学研究教育センター | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | 青木健一郎
アオキケンイチロウ |
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概要 | 光計測は他の計測法と比較すると極めて高感度であるが、光の量子効果に起因した散射雑音が伴い、これ以下の信号の検出はそのままでは検出できない。同じ現象を繰り返し再現できる場合には、単純な積算法により、散射雑音の低減化を行うことができる。この方法により、半導体チップ上のトランジスタの動作時の熱膨張を検出することに成功した。一方、ランダムな信号の場合には単純な積算法を用いることができず、散射雑音以下の計測はあきらめられていた。我々は、新しい計測系を考案し、散射雑音に埋もれたランダム信号を検出することに成功した。この方法を用いて、様々な物体表面の熱エネルギーによる運動を計測した。水や油表面など、従来から測られているものだけでなく、接着剤やゴム、眼球表面などの熱運動計測を行い、熱運動と物性の関係を調べた。 | ||
ポスター |
光計測、量子雑音、sub-shot noise、りぷろん、ICプローブ、光テコ、マイケルソン干渉計