チャストゥーシカの詩・音楽・動作・場と20世紀ロシア社会
研究表題 | チャストゥーシカの詩・音楽・動作・場と20世紀ロシア社会 | ||
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発表年 | 2012 | ||
系統(大分類) | 人文社会系 | ||
分野(中分類) | 人文学 | ||
分科(小分類) | 史学 | ||
発表者 | 発表者名 | 熊野谷葉子
クマノヤ ヨウコ
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所属 | 法学部 | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | |||
概要 | "「チャストゥーシカ(速歌(はやうた))」はロシアで19世紀末から大流行し現在も歌われている、短詩型の民謡である。速いテンポでアコーディオン等の伴奏に乗せて歌われ、軽快な踊りを伴うことが多いが、踊らずゆっくり抒情的に歌われる場合もある。また、婚礼や新兵送りといった儀礼の中で、旧来の儀礼歌の機能を引き継いだ側面も持つ。 チャストゥーシカがこのように広く歌い継がれて来たのは、この歌の生産性の高さによるところが大きい。その短くシンプルな形式は、革命、戦争、農村の集団化、冷戦、ペレストロイカ、ソ連崩壊後の混乱…と、様々なテーマを歌い込むことを可能にした。チャストゥーシカには20世紀の庶民の暮らしがつまっていると言える。 歌、詩、儀礼、踊り…と様々な要素から成るチャストゥーシカは、それらを複合的に研究して初めて全体像に迫ることができる。本展示はその多様な側面の一部を紹介したものである。 " | ||
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