江戸戯作を泳ぐ鯉
研究表題 | 江戸戯作を泳ぐ鯉 | ||
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発表年 | 2012 | ||
系統(大分類) | 人文社会系 | ||
分野(中分類) | 人文学 | ||
分科(小分類) | 文学 | ||
発表者 | 発表者名 | 津田眞弓
ツダ マユミ
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所属 | 経済学部 | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | |||
概要 | 2012年7月末刊行の『鳥獣虫魚の文学史 魚の巻??日本古典の自然観 4』(三弥井書店)所収の論文を元にした研究報告。江戸後期の出版文化の、「鯉」がどのように扱われていたか、主として戯作(狂歌・川柳・黄表紙・読本など)・演劇・浮世絵を中心に追いかける。具体的には、食卓や風俗・伝説・文学を踏まえた当代の認識(食料としての効能、鯉のぼり、画題など)を文学作品を通じて確認する。特に鯉の滝登り・大緋鯉に乗って現れる琴高仙人・端午の節句の鯉のぼり・十九世紀初頭の歌舞伎で流行る本水を使った「鯉つかみ」といった画題については、代表的な作品を挙げて紹介したい。またそれら画題の全てのイメージを重層的に用いた山東京山の読本『小桜姫風月奇観』について考察、当該書を用いた明治期の歌舞伎にも触れる。 | ||
ポスター |
江戸戯作、浮世絵、歌舞伎、鯉