室内環境からのPM2.5除去 (The removal of PM2.5 from indoor environment)
| 研究表題 | 室内環境からのPM2.5除去 (The removal of PM2.5 from indoor environment) | ||
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| 発表年 | 2021 | ||
| 系統（大分類） | 理工系 | ||
| 分野（中分類） | 化学 | ||
| 分科（小分類） | |||
| 発表者 | 発表者名 | 井上浩義
イノウエ ヒロヨシ |
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| 所属 | 医学部 | ||
| 関連サイト | |||
| 共同発表者 | |||
| 概要 | 近年、呼吸器機能や循環器機能などへの影響が知られている空気中の微小粒子状物質（PM2.5；粒子径が2.5μm以下の固体、液体など）に注目が集まっている。特に、我が国ではPM2.5の発生源が多様であり、その対策は一義的ではない。そのような中で、日本人の平均在宅時間は15.8時間にも及ぶことから、室内でのPM2.5対策が急務となっている。我々は、Panasonic Homes株式会社と共同で、PM2.5除去装置を備えた家屋が開発した。除去装置は、高性能のHigh Efficiency Particulate Air（HEPA）フィルタを備え、家屋全体の空調システムの一部として構成され、外気の取り入れ及び室内の空気循環に供された。当該PM2.5除去装備を備えた家屋では外気に比べてPM2.5が圧倒的に低く抑えられた。また、PM2.5より粒径の大きな花粉抗原、真菌（かび）などもこのHEPAフィルタにて捕捉することが明らかとなった。さらに、このフィルタ上に捕捉された花粉抗原や真菌（かび）を生物学的に分解する目的で、フィルタに界面活性剤を含浸させたところ、生物学的分解と共に、免疫学的不活化も実現した。 | ||
| ポスター | |||