体育実技履修学生の自己効力感および社会的スキルの変化に関する基礎的検討(その2)
研究表題 | 体育実技履修学生の自己効力感および社会的スキルの変化に関する基礎的検討(その2) | ||
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発表年 | 2012 | ||
系統(大分類) | 総合系 | ||
分野(中分類) | 複合領域 | ||
分科(小分類) | 健康・スポーツ科学 | ||
発表者 | 発表者名 | 村山光義
ムラヤマ ミツヨシ
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所属 | 体育研究所 | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | 加藤 大仁、須田 芳正、村松 憲、野口 和行
カトウ ヒロヒト、スダ ヨシマサ、ムラマツ タダシ、ノグチ カズユキ
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概要 | 我々は大学生の体育実技履修有無と一般性自己効力感尺度:GSES(坂野・東條 1986)、社会的スキルテスト:KiSS-18(菊池2007)の関係を調査し、GSESは体育実技履修群で有意な増加を示し、KiSS-18は体育実技履修に関わらず向上することを報告した。本研究は、さらに社会的スキルの向上を意図し体育実技内にコミュニケーションの促進をはかるメニューを加え、上記スコアの変化について検討を行った。付加したメニューは「学期初期:アイスブレイクを必ず取り入れたウォーミングアップ」「中盤:グループワークを課題とした練習」「終盤:クラス全体の相互作用を利用したプログラム」であった。結果分析において各スコアが上級生(特に21歳以上)で予め高いことが示されたため、18-20歳を対象とし、上述のプログラム実施群(P群)と一般授業群(NP群)の比較を行った。その結果、GSESとKiSS-18男子においてP群のみ有意な向上が示された。本研究では、プログラム介入のみが各スコアの変動に影響したとは言い切れないが、メンタルヘルス維持や社会参加能力向上に体育実技での介入が寄与できる可能性が示されたと考える。 | ||
ポスター |
自己効力感、社会的スキル、体育実技、授業プログラム