福島県内の放射性物質除染と農作物への移行阻止
研究表題 | 福島県内の放射性物質除染と農作物への移行阻止 | ||
---|---|---|---|
発表年 | 2012 | ||
系統(大分類) | 生物系 | ||
分野(中分類) | 医歯薬学 | ||
分科(小分類) | 内科系臨床医学 | ||
発表者 | 発表者名 | 井上浩義
イノウエ ヒロヨシ |
|
所属 | 自然科学研究教育センター | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | 母里 彩子、山田 奈保子
モリ アヤコ、ヤマダ ナオコ
|
||
概要 | 福島県やその近郊地域では、現在も多くの放射性同位元素が蓄積しており、半減期が約2年のセシウム134は徐々に減少するが、半減期が約30年のセシウム137やストロンチウム90は今後長らく生活圏へ留まることから、安全で安心な生活を担保するためには、ある程度の除染が必須となっている。本企画では、発表者らが作業を続ける福島県内の放射線除染について、現在採用されている除染方法およびその問題点(特に、表面削除土壌の処理の問題)、今後の見通しについて発表を行う。更には、農地における土壌中放射性セシウムから農作物への移行を阻止するために、セシウム吸着物質としてのゼオライトおよびプルシアンブルーの吸着能に関する研究、および当該吸着物質の利用範囲を広げるための成形の工夫の結果を発表する。加えて、実際に、福島県岩瀬郡天栄村で実施した当該吸着物質を活用した農作物育成試験の結果についても明らかにする。 | ||
ポスター |
福島第一原発事故、放射性セシウム、農業、ゼオライト、プルシアンブルー