近代日本におけるGOVERNMENTとPOLITICSの連続と不連続
研究表題 | 近代日本におけるGOVERNMENTとPOLITICSの連続と不連続 | ||
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発表年 | 2012 | ||
系統(大分類) | 人文社会系 | ||
分野(中分類) | 人文学 | ||
分科(小分類) | 史学 | ||
発表者 | 発表者名 | 小野修三
オノ シュウゾウ
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所属 | 商学部 | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | |||
概要 | 明治19年(1886年)に内務省警保局に入省し、以来近代日本の監獄行政に学理を導入して、監獄改良に貢献した監獄事務官小河滋次郎に関する伝記的資料を提示することで、近代日本の国家行政を実証的な事実の積み重ねで説明するだけではなく、「権力と人」という観点から観察することで、今日「主体性の希薄化」が起こっている社会のなかに、「主体性」を取り戻すことを目指す研究が有り得ることを示すことを目的とした企画である。つまり私たちは作られる存在、見られるだけの存在ではなく、私たち一人一人が現実を見て、私たち一人一人が現実を作っていくという、「主体性の希薄化」という傾向を押し返す勢いを、小河滋次郎の生涯を考察することで、生み出したいと考えている。勿論、小河滋次郎を称賛することが目的ではない。彼には時代的な制約が多くあることはわかっている。彼のそうした限界にも係らず、彼を再考察する意義は大きいと考えている。 | ||
ポスター |
監獄事務官、教育、更生保護、犯罪の減少、社会事業指導嘱託、ボランティア活動、方面委員