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丘の上には、「真理に到達した者」が住んでいる―― 明治期の催眠術ブームの仕掛け人にして超常現象の研究家、長く私塾を営み成田中学校校長も務めた教育家、ユニテリアン思想に傾倒した宗教家――。いくつもの顔を有した稀代の啓蒙家・ […]
ラテンアメリカ文学は、いかにして「世界文学」となりえたか―カブリエル・ガルシア・マルケス『百年の孤独』、ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』、フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』、フリオ・コルタサル『石蹴り遊び』…。文学史に […]
1961年10月23日の朝、二人の青年アンヘル・レトとマテマティコが〈街〉の目抜き通り21ブロックを一時間ほど共に散歩する。両者とも出席が叶わなかった詩人ワシントンの誕生日会の詳細を耳にしたマテマティコは、散歩のさなかそ […]
コロナ禍で人々の日常とコミュニティの在り方は大きく変容した。本書では、ストリート・アートや、オリンピック・文化オリンピアード構想の現状をふまえ、アフターコロナのコミュニティづくりにとって重要な鍵となる「芸術」と「創造力」 […]
英米日豪で長年にわたり日本の女性史、近代史研究にかかわってきた第一線の研究者による論考を集成。女性史研究の新しい方法論を明らかにする。
最新型のジャズ、アメリカのヒップホップ、ロック、ポップス、さらにはカントリーから東アジア圏のポップスまで、いまポピュラー音楽を語るとき、どんな言葉が可能なのか?音楽体験への新しい扉をひらく10の講座。
私たちの頭上にひろがる、おおきな空。空があるから、私たちは生きていける――。空が果たすたいせつな役割を紹介した科学絵本です。読んだらきっと空を見上げたくなります。
地学は実に幅広く魅力的な学問です。本書は固体地球、大気海洋、天文の3部構成で、それぞれの専門家が基礎から最新の知識まで、わかりやすく解説します。文系・理系問わず、すべての大学生に向けた新しい地学テキスト!
マルコス副司令官の伝記。アンテルモンディアリスムと反資本主義の象徴として重要な彼の功績を簡明に解説する。
本書では、ロシアの豊かな歌物語の世界を紹介しています。中世の都キエフを守り敵や怪物と闘う勇士達、外国の貴公子や凄まじい悪女、桁外れの豪商に愉快な芸人、イワン雷帝や戦国の英雄…多くのヴァリアントを比較し、全体は散文で、ここ […]
この本はメキシコのサパティスタの代弁者であるマルコス副司令官による15のスピーチと4つのコミュニケを英語に翻訳した選集である。2007年から2014年に発表されたこれらの作品には、彼の訣別の辞も含まれている。
風は直接、目に見える現象ではありませんが、私たちの生活を大きく左右する天気の要素のひとつです。本書では、そんな風が吹く仕組みを解説します。海風・ 陸風やフェーン、ビル風といった身近な風から、やませ、だし、おろしといった地 […]
アカデミック・ライティング・プログラムで実際に文章指導にあたっている大学院生や修了生が、蓄積されたノウハウをもとに、レポート・論文の自己点検法を具体的に提示する。
大学に入って初めて直面する自ら問いを立てるというクリティカル・リーディングの必要に対し、文学作品や歴史資料、批評や哲学作品といったさまざまなテキストをもとにして、どういったところに目を付けて、どのように読解したらよいかを […]
1990年代以降、盛んに繰り広げられている権益擁護行為を綿密に分析し、運動が台頭するプロセスとメカニズムの解明から、中国社会の変容と国家の反応を論ずる画期的研究。
14人の執筆者は全員慶應義塾大学の教員。内容は、なぜ我々はラテンアメリカ研究を始めたのか、どのように研究を進めてきたのかという14人分の自分史や体験談。我々がこのような本を作った理由は何であろうか。同じ大学にこれだけのラ […]
ゆで卵をテーブルに置いて、勢いよく回すと卵はやがて立ち上がる。コロンブスが気づいていたかは定かでないが、この運動は、ゆで卵さえ作れば台所で確かめられる身近な現象である。しかし、その運動機構が解明できず、物理学の世界にお […]