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中国政治を貫く連続性とはなにか 中華人民共和国は、中華民国からどのような面を継承し、またどんな面を継承しなかったのか。 現在の中国という国の統治や制度のありかたを考えるのに重要な示唆をあたえる注目作 【目次】 序章 民国 […]
1941年から1971年にかけての蔣介石の戦時外交戦略、戦後構想および戦後対日、対米、対中共政策を中心に検討する。20世紀中国史において蔣介石をどのように位置づけすればよいか。蔣介石にとって、日中戦争とは何であったか。蔣 […]
ジョルジュ・バタイユの思索を手がかりに、「理性への無条件な信頼」に警鐘を鳴らす。第二次世界大戦の経験をふまえたバタイユの思想の変化を辿り、アーレントやデュピュイも参照しながら、「理性の暴走・狂気」を見据えた「倫理」の模索 […]
近代啓蒙思想史上の記念碑たるディドロとダランベールたちの『百科全書』は、厳しい検閲や弾圧のなかでいかにして執筆・編集・出版されたのか。先行するさまざまな辞典や著作からの借用・書き換え、翻訳や改訂を通じて各項目テキストが成 […]
民主主義は全体主義の経験に照らされたとき、はじめてその意義を明かす。全体主義の概念によって、スターリニズムやファシズムを定義しなおしたルフォール。本書では、全体主義のただ中で生まれてくる民主主義の可能性と両義性を考察する […]
グローバル・エリートとは、知性と心の優しさと勇気をもち、自己が「世界の一員」であることを自覚できる人のことである。 世界の言語を概観しながら、「学ぶ人」と「教える人」の双方が楽しめる簡素な教育哲学の書である。
フランスでは1930年代に『冷涙』がほぼリアルタイムで「現代文学」として訳されて以来、正宗白鳥の著作が刊行されることはなかった。かつてよりフランス人読者の日本文学に対する関心は、甘美・優雅で異国趣味的な古典と、「今話題の […]
3・11以後あらためて注目される現代フランスの哲学者ジャン=ピエール・デュピュイの全体像に迫る。現代文明の破綻の認識を前に、知と行為のループをいかに作り直すか。西谷修、渡名喜庸哲、中村大介、森元庸介による、哲学、政治、宗 […]
14人の執筆者は全員慶應義塾大学の教員。内容は、なぜ我々はラテンアメリカ研究を始めたのか、どのように研究を進めてきたのかという14人分の自分史や体験談。我々がこのような本を作った理由は何であろうか。同じ大学にこれだけのラ […]