社会主義文化のグローバルな伝播と越境―「東」の公式文化と「西」の左翼文化
研究表題 | 社会主義文化のグローバルな伝播と越境―「東」の公式文化と「西」の左翼文化 | ||
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発表年 | 2021 | ||
系統(大分類) | 人文社会系 | ||
分野(中分類) | 人文学 | ||
分科(小分類) | ヨーロッパ文学 | ||
発表者 | 発表者名 | 越野剛
コシノ ゴウ |
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所属 | 文学部 | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | |||
概要 | ホブズボームの「短い20世紀」というタームが第一次世界大戦(ロシア革命)とソ連解体という事件によって定義づけられているように、20世紀は社会主義が大きな影響力を持った時代だといえる。本研究では社会主義文化が国境を越えて複数の地域に伝播していった過程を、一方では旧ソ連・中東欧・中国・ベトナム・キューバなどの社会主義国(いわゆる東側)の公式文化、他方では日本・欧米(いわゆる西側)における左翼文化の双方を視野に入れながら、複数の地域研究者の協力によって明らかにすることを目的とする。 社会主義文化の伝播のネットワークを視覚化することで、今日盛んになっている世界文学研究の文脈に対するひとつのオルタナティブを提示するだけでなく、比較文化研究や日本の左翼文化研究についても独自の観点をもたらすことが期待しうる。すでに高い水準にある国内の研究領域(中国文化研究など)を他の地域との比較研究につなげることによって国際的な研究の場に積極的に発信できる。 | ||
ポスター |