文体に着目したアメリカ文学研究
| 研究表題 | 文体に着目したアメリカ文学研究 | ||
|---|---|---|---|
| 発表年 | 2021 | ||
| 系統(大分類) | 人文社会系 | ||
| 分野(中分類) | 人文学 | ||
| 分科(小分類) | 英米・英語圏文学 | ||
| 発表者 | 発表者名 | 辻秀雄
ツジ ヒデオ |
|
| 所属 | 文学部 | ||
| 関連サイト | |||
| 共同発表者 | |||
| 概要 | 文学作品とは、自在に操れる母国語による卓越した言語表現が作り上げる一つの世界である、というのが一般的な認識ではないでしょうか。それに異を唱えるつもりはないのですが、創作における作家たちの苦労は、生半可なものではないはずです。自分とほぼ一体化してしまった言語を使って新しいものを生み出していくには、なじみ深い言葉たちがそれゆえにむしろ足かせになってしまうこともあるでしょう。あるいは、母国語ではない言語において執筆を行う文学者たちもいます。こうした作家と言語の葛藤の記録、あるいは、作家本人やそれを取り巻く文化・社会と、一つの文学作品として姿を現すテクストの間に漂う何か、それが形式にも意味にも完全には還元されえない、文学の情緒的属性としての文体なのではないかと考えています。アーネスト・ヘミングウェイ、ラルフ・エリソン、ジェイムズ・ボールドウィンといった作家たちを対象にした文体研究の一端を、紹介いたします。 | ||
| ポスター | |||
文体






