青いフラスコの実験におけるメチレンブルーの脱色と分解
研究表題 | 青いフラスコの実験におけるメチレンブルーの脱色と分解 | ||
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発表年 | 2010 | ||
系統(大分類) | 理工系 | ||
分野(中分類) | 化学 | ||
分科(小分類) | 複合化学 | ||
発表者 | 発表者名 | 大場茂
オオバ シゲル
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所属 | 文学部 | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | |||
概要 | 化学の学生実験テーマに、メチレンブルーの酸化と還元に関する実験がある。これはアルカリ条件下でグルコースを還元剤として使用し、脱色に要する時間(脱色時間)について振動回数と温度による影響を調べる実験である。この実験中に青い色素が次第に紫そして黄色に変化するという問題があった。どのような分解反応が起こっているのか文献を調べたところ、ジメチルアミノ基からメチル基が順次脱離し、そしてメチレンバイオレット(紫色)になり、さらに脱メチル化されることがわかった。黄色になる原因はメチレンブルーの分解生成物であるアミンとグルコースとの褐変化反応(メーラード反応)にあった。 | ||
ポスター |
メチレンブルー、メーラード反応