空間表現に見る言語のカテゴリー化機能に関する研究
研究表題 | 空間表現に見る言語のカテゴリー化機能に関する研究 | ||
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発表年 | 2006 | ||
系統(大分類) | 人文社会系 | ||
分野(中分類) | 人文学 | ||
分科(小分類) | 言語学 | ||
発表者 | 発表者名 | 井上京子
イノウエ キョウコ
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所属 | 理工学部 | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | |||
概要 | ことばによるカテゴリー化の具体的現象として空間表現に注目し、空間認知と左右学に関する研究を行っている。これは、人類に普遍だと考えられてきた「左右」を軸とした空間認知方略が、実は表現として存在しない言語が世界各地で発見されたのが研究の発端である。オランダのマックス・プランク心理言語学研究所を中心とする共同研究で「右や左のない世界」に関する言語調査結果が報告されて以来、前後 / 左右を用いる「相対的指示枠」の認知方略と東西南北などの「絶対的指示枠」の認知方略を比較研究するグループに1993年以降、参加してきた。 本発表では、これまでの空間認知表現に関する研究成果を概観するとともに、日本におけるケーススタディに触れる。特に、「絶対的指示枠」を身の回りの空間認識に日常用いている人々が多く暮らしている高知市でのフィールドワーク結果を紹介する。 |
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ポスター |
空間認知、インデクシカリティ(指標性)、文化的相対性