キラルな有機化合物の合成と構造の解析
研究表題 | キラルな有機化合物の合成と構造の解析 | ||
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発表年 | 2016 | ||
系統(大分類) | 理工系 | ||
分野(中分類) | 化学 | ||
分科(小分類) | 有機化学 | ||
発表者 | 発表者名 | 小畠りか、大場茂
オバタ リカ、オオバ シゲル
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所属 | 自然科学研究教育センター | ||
関連サイト | |||
共同発表者 | |||
概要 | キラルとは,右と左の区別がつくことを意味する。天然のアミノ酸はL系列にほとんど限られており,このためそれから構成される酵素のポケットが非対称となり,基質の鏡像異性体を見分けることができる。このように,化合物の生物活性は,その分子の絶対配置を含めた立体構造に大きく依存する。薬剤を開発する上で,キラルな化合物を作り分けて区別する技術は大変重要である。本研究では,軸不斉を有するビフェニル分子の新規合成法を開発し,その構造をNMR(核磁気共鳴),質量分析法,およびX線回折法で解析した。この化合物は,キラルな有機化合物を合成する上で重要な触媒の出発原料である。 | ||
ポスター |